旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

2020-01-01から1年間の記事一覧

最果てを実感した落石岬の静寂 1997年釧路・根室の旅(その3)

2日目は早起きして、根室駅から4つ戻った落石駅に行き、駅から約4キロを歩いて落石岬を目指しました。花咲線沿線には知られた観光地が多いですが、落石岬は観光スポットから外れた場所。ましてや早朝なので人の姿はありません。 小さな港町の集落を過ぎる…

霧多布湿原でアクシデントに見舞われる 1997年釧路・根室の旅(その2)

浜中駅からバスで霧多布のバスターミナルに到着しました。ここが霧多布湿原など散策の拠点となります。広い湿原や岬巡りをするために便利なのがレンタサイクルで、この日は天候にも恵まれたため、絶好のサイクル日和でした。 湿原とはいっても小高い丘なども…

日本最東端を目指して進む花咲線 1997年釧路・根室の旅(その1)

20年以上前になりますが、1997年6月に憧れだった北海道道東に初めてひとり旅をしました。その旅のようすをシリーズでご紹介します。 釧路・根室を目的地にした旅は、釧路駅がスタートになります。根室本線のうち、釧路-根室の間は「花咲線」の愛称が付い…

ひとり旅を振り返る「旅のアーカイブ」

昨年の6月に旅行した「宮崎の旅」をシリーズで紹介してきましたが、当面旅行を計画するのはムリだということで、通常カテゴリー(ジャンル)とは別に「旅のアーカイブ」と題したカテゴリーを作りました。 通常カテゴリーは、乗り物や飲食、アクシデント、出…

青島で鬼の洗濯板を眺めながら散策 2019年宮崎の旅(その7)

1泊2日の宮崎県旅行で、最後に立ち寄った観光地が「青島」です。宮崎駅や宮崎空港からもほど近い場所にあり、読売巨人軍のキャンプ地として知られている人気の観光スポット。島といっても、橋を渡って行くことができます。 波打ち際は「鬼の洗濯板」と呼ば…

鵜戸神宮近くの売店で日向夏ジュースをいただく 2019年宮崎の旅(その6)

宮崎の旅シリーズの第6弾は、ブログ「あの町この味ひとり旅」とのコラボとして、「日向夏ジュース」についてご紹介します。 宮崎県日南海岸の鵜戸神宮を参拝した後、駐車場近くにある土産品店に立ち寄りました。お店にいたのは、先ほどすれ違った犬の散歩中…

険しい断崖に立つ鵜戸神宮 2019年宮崎の旅(その5)

宮崎の旅の2日目は、宿泊した日南市油津からバスで北上して宮崎空港に戻るというルートです。その途中にある鵜戸神宮と青島に立ち寄ります。約20年前の旅行と同じルートなので、それぞれ20年ぶりの来訪となりました。 鵜戸神宮は険しい海岸線の一角にあ…

城下町・飫肥の散策に便利な優れものマップ 2019年宮崎の旅(その4)

日南市南郷町でのジャカランダ祭り散策を終え、バスで北上し、同じ日南市の飫肥へとやって来ました。飫肥は、江戸時代の藩主・伊東氏の城下町として栄え、昭和50年代に街並みを再現するための整備が行われたと言います。 そんな風情ある街並みを散策するの…

ジャカランダまつりの苦い思い出 2019年宮崎の旅(その3)

南宮崎駅から観光列車「海幸山幸」号に乗り、南郷駅で下車してフリー観光バス「日南めぐり号」でやって来たのは、道の駅「なんごう」でした。ここで開催中の「ジャカランダまつり」を楽しもうという目的です。 「ジャカランダ」はノウゼンカズラ科の落葉高木…

城下町・飫肥の郷土料理「おび天」で一杯 2019年宮崎の旅(その2)

宮崎の旅シリーズの第2弾は、ブログ「あの町この味ひとり旅」とのコラボとして、郷土料理「おび天」についてご紹介します。 日南市飫肥には、この地方独特の郷土料理「おび天(飫肥天ぷら)」があります。見た目はさつま揚げに似ていますが、さつま揚げと比…

楽しい観光列車「海幸山幸」号 2019年宮崎の旅(その1)

1年前の2019年6月に宮崎県をひとり旅しました。その思い出話を振り返り、宮崎の旅シリーズとして連載していきます。 まずは、旅のスタートを飾った観光列車「海幸山幸」号です。この列車は、日南線の宮崎駅-南郷駅を往復しており、飫肥杉を使ったデザ…

日高本線の旅を振り返ってみる 2010年6月

日高本線の新冠駅(2010年) 旅道楽を名乗る私としては、新型コロナウイルスの影響で旅行が出来ない現状に悶々とする毎日が続いています。思い起こせば、10年前の2010年6月には、北海道の日高地方を旅行し、念願の襟裳岬を訪れていました。 その時利…

刺身旅館のすごいラインナップ 2010年6月

さんすいかくの刺身盛り合わせ 2010年6月、私は襟裳岬に夕方到着しましたが、その先バスで移動できるところはなくなりました。したがって、「何もない」襟裳岬に宿を取る必要があり、刺身旅館の看板を掲げる「さんすいかく」さんに泊めていただきました…

歌そのものの光景が広がる襟裳岬 2010年6月

襟裳岬(2010年) 森進一の代表曲の一つに「襟裳岬」という歌があります。とりわけ、歌詞の最後に出てくる「襟裳の春は何もない春です」という言葉が印象深く、いったいどういう土地なのだろうかと襟裳岬への旅情を駆り立ててくれます。 襟裳岬は北海道十勝…

大河ドラマを旅する~2020年「麒麟がくる」岐阜市~影の薄い斎藤義龍はドラマでもナレ死・・・

斎藤義龍は、美濃の蝮(まむし)と恐れられた父の斎藤道三との確執が深く、実の親子ではないとも言われています。「麒麟がくる」では伊藤英明さんが、悩み苦しむ義龍の人物像を演じてきました。が、24日の放送でナレ死となったのです(苦笑) 岐阜城の近く…

宿泊経験のない県庁所在地その3~青森市

宿泊経験のない県庁所在地の3つ目は青森市です。青森県には東北各県で一番来訪しているのですが、なぜか青森市に宿泊するプランを組んでいませんでした。ちなみに人口が2番目に多い八戸市、3番目の弘前市には泊まっています。 青森市に初めて訪れたのは1…

宿泊経験のない県庁所在地その2~佐賀市

宿泊経験のない県庁所在地は3都市ありますが、今回は佐賀市について書きます。佐賀県にはこれまで3回訪れていますが、うち2回は唐津市のある県の北東部であり、佐賀市に足を踏み入れたのは1998年に1度あるだけです。 この時は長崎への観光をメインと…

宿泊経験のない県庁所在地その1~大分市

私事になりますが、これまでひとり旅を100回以上実行し、全都道府県を2巡以上してきました。もちろん、都道府県庁所在地の都市にも全て訪れており、宿泊経験のない都市は青森、佐賀、大分の3都市のみとなっています。 大分県には2回(通過のみは除く)…

新ブログ「歴史・人物 書きたい放題」がスタート

新しいブログをスタートしました。タイトルは「歴男マイケルオズの『歴史・人物 書きたい放題』」です。戦国や幕末・維新を中心に古代から現代史まで、主に「人物」に視点を置きながら、思いつくままに書いていこうと考えています。 新ブログ開設は、当ブロ…

初めての桜島と、とんだハプニング 1997年11月

桜島(1997年) 昨日のブログで、寝台特急はやぶさ号で西鹿児島へやって来たことを書きました。ここまでの列車旅も楽しかったのですが、もちろん鹿児島観光が一番の目的。市街地だけでなく、フェリーで10分しか離れていない桜島も訪れました。 初めての桜…

西鹿児島行の寝台特急はやぶさ号に乗る 1997年11月

西鹿児島駅に到着した寝台特急はやぶさ号(1997年) ブルートレインと呼ぶ定期寝台特急が廃止されて久しいですが、かつては九州行のブルートレインが複数あり、ひとり旅で随分お世話になりました。その中で一番印象に残っているのが、東京発西鹿児島行の「は…

大歓迎された留萌でのショットバー 2012年6月

留萌市の観光案内所兼おみやげ処(2012年) 北海道に直近で訪れてから、早くも8年が経ってしまいました。2012年の初夏に留萌地方を旅行したのですが、真夏並みの暑さとなったことを思い出します。そして、この旅行でのもう一つの思い出が、留萌で飲んだ…

大河ドラマを旅する~2020年「麒麟がくる」岐阜市~重厚な斎藤道三像を演じた本木雅弘さん

道三塚(2010年) 10日の大河ドラマ「麒麟がくる」は、前半のクライマックスといえる長良川の戦いの回が放映されました。斎藤道三と斎藤高政(義龍)の親子が争い、勝った義龍が名実ともに美濃の支配者になった戦いです。 斎藤道三は「美濃の蝮(まむし)…

20年ぶりの旅路を夢見て~鳥取県

岩手県と並んで、最後の旅行から最もブランクがある鳥取県。こちらも2001年以来となります。今年9月に「麒麟がくる」紀行とセットで計画を立てていますが、今のところ流動的で、実現できるかどうか何とも言えない状況です。 01年の旅行は、中国地方の…

20年ぶりの旅路を夢見て~岩手県

ひとり旅で日本全国を歩き、あと3県で全都道府県3巡目というところまでやってきました。新型コロナウイルスで思わぬ足止めを食らっていますが、還暦までには3巡目達成を是が非でも実現させる決意でいます。 その一方で、すでに3巡目は達成したものの、最…

大河ドラマを旅する~2007年「風林火山」小田原市~上杉謙信を演じたミュージシャン

小田原城(2009年) 大河ドラマ「風林火山」は、私の地元・諏訪地方でも観光誘客PRに力を入れた作品でした。主人公は、武田信玄の軍師とされる山本勘助(内野聖陽さん主演)で、大河の中では骨太の歴史ドラマという印象が強く残っています。 信玄の好敵手で…

大河ドラマを旅する~1988年「武田信玄」上越市春日山~上杉謙信を演じた俳優・柴田恭兵さん

春日山城址の毘沙門堂 大河ドラマ「武田信玄」は、青年時代に歴史好きになるきっかけの一つになったドラマとして印象深いです。とくに、信玄の宿敵である上杉謙信の描かれ方に魅了されました。もちろん、謙信役の柴田恭兵さんの熱演があってこそです。 謙信…

昨年のGWで見た吉本新喜劇

2019年GW公演の出演メンバーパネル 昨年のゴールデンウイークを振り返ってみますと、5月1日の令和元年スタート直後に「令和初のひとり旅」として京都、大阪への旅行をしていました。大阪では、吉本新喜劇や恒例の飲み歩きをたっぷり堪能し、楽しんだ思い出…

大河ドラマを旅する~2004年「新選組!」近藤と土方の永遠の別れ~千葉県流山市

流山の近藤勇陣屋跡(2004年) 大河ドラマ「新選組!」をシリーズで紹介してきましたが、ここで一旦区切りにしたいと思います。近藤勇が率いる新選組としては、終焉の地となったのが千葉県流山市。ここで、新政府軍に近藤が投降し、土方歳三らとの永遠の別れ…

全国の「食」のブログを開設準備中です

私は当ブログをはじめ、飲み歩きなど複数のブログを運営していますが、新たなブログを開設したいと思い、準備を進めているところです。開設後、ある程度体裁が整ったところで新ブログを正式にご案内できるかと思っています。 新ブログは、ホームページ「旅道…