旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

日高本線の旅を振り返ってみる 2010年6月

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日高本線新冠駅(2010年)

旅道楽を名乗る私としては、新型コロナウイルスの影響で旅行が出来ない現状に悶々とする毎日が続いています。思い起こせば、10年前の2010年6月には、北海道の日高地方を旅行し、念願の襟裳岬を訪れていました。

その時利用した交通機関が「日高本線」です。苫小牧から襟裳岬最寄りの様似まで約4時間かかりますが、途中下車をしながら往復乗り通しました。ほぼ太平洋に沿って走っているので、海の景観や海と共に生活する人々の暮らしが垣間見れます。

また、日高地方はサラブレッドの産地として知られており、沿線には馬の牧場がいくつもあります。北海道では牛の放牧はよく見かけますが、列車に乗りながら馬の放牧が見られるのは、日高本線ならではの楽しみといえます。

ただ、日高本線は現在、路線の大部分が運休しています。冬の爆弾低気圧による高波の被害、さらには胆振東部地震でも被害を受け、復旧のめどはたっていません。JR、道と地元自治体との間で「廃線・バス代替」の議論も進められているようです。