ひとり旅で日本全国を歩き、あと3県で全都道府県3巡目というところまでやってきました。新型コロナウイルスで思わぬ足止めを食らっていますが、還暦までには3巡目達成を是が非でも実現させる決意でいます。
その一方で、すでに3巡目は達成したものの、最後の旅行から長いブランクがある県が二つあります。一つは岩手県、もう一つは鳥取県です。それぞれ2001年に旅行をして以来、訪れる機会がなく、20年近く経過してしまいました。
まずは岩手県です。2001年は宮古から北の三陸海岸を巡り、今は廃線となった岩泉線に乗車しました。宮古の観光名所「浄土ヶ浜」は当時2度目の来訪でしたが、期待にたがわぬ素晴らしい景観を見せてくれ、感動させられました。
極楽浄土の世界のようだと例えられる幽玄な海岸は、白い砂浜、青い海、山の緑の松、そして青空という見事なコントラストを演出。高台から俯瞰すると、まるで「海の箱庭」のような場所に見え、感動を表現する言葉が出ませんでした。
三陸海岸は東日本大震災で大きな被害を受けました。しかし、浄土ヶ浜の美しさは少しも変わっていないと聞いています。三陸海岸の大自然ととともに震災からの復興の姿を、ぜひこの目で確かめたいと思っています。