旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

2019-01-01から1年間の記事一覧

リベンジで訪れた高知で出会った人々 2004年2月

盛り上がったバーの夜。右がマスター(2004年) 夜の一杯はひとり旅の重要なポイントです。アクシデントがあった約2年前はホテルでおかゆとヨーグルトという情けない夕食だっただけに、いつも以上に気合いを入れ(笑)、まずは土佐料理店でご当地グルメを堪…

アクシデントのリベンジで訪れた高知 2004年2月

念願かなった高知日曜市でのグルメ(2004年) ひとり旅史上最悪のアクシデントとして紹介した2002年3月の東四国旅行での腹下し。酒を飲めないばかりか、土地のグルメも食べることができず、「絶対リベンジを果たす」と誓ってから約2年。ようやくその機…

旅館には罪はないけど、最悪となった房総の夜 2003年2月

旅館の窓からの眺めも格別でしたが・・・(2003年) 旅の宿を選ぶのは、ひとり旅にとって非常に大切なポイントです。ビジネスホテルの場合は基本的には飲み歩いて酔っ払ってそのまま眠ってしまうパターンのため、ホテルそのものを評価することは少ないです。…

雷雲の中での移動は命がけ? 2007年6月

雷鳴とどろく中で渡良瀬川を渡る(2007年) ひとり旅を計画する際、まず考慮に入れるのは、その時期がどんな気候であるかということです。日程が限られているため、気象条件による交通障害は避けたいと考えており、例えば冬の北海道や日本海側への旅は今まで…

最後の客車普通列車に乗車 2000年11月

門司港駅に停車中の日本最後の客車普通列車(2000年) マニアや鉄っちゃんと言うほどではありませんが、少年時代から時刻表や地図を見るのが好きでした。東京育ちの私は両親が長野県に帰省する際、中央本線を走るさまざまな列車を見るのが楽しみで、とくに東…

海水溜まりに落ちたカメラを救ってもらった(後編) 1994年10月

前夜の料理写真も何とか現像できました(1994年) (前編の続き)1994年10月の高知旅行の2日目。コンパクトカメラを海水溜まりに落としてしまい、カメラもフィルムもダメになってしまったとガッカリした私でしたが、せっかくの景勝地だったので一通り…

カメラを海水溜まりに落とした・・・(前編) 1994年10月

ムリヤリ場所を探してセルフタイマーで撮影(1994年) 平成のひとり旅で大きく様変わりしていったのが、旅先の風景や料理などを記録するカメラです。一眼レフとコンパクトカメラを両方持参し、フィルムを現地で追加調達しながら撮影にいそしんだのは過去の話…

大阪飲み歩きによしもと新喜劇が加わった 2019年5月

ロビーには出演者のパネルも展示(2019年5月) 令和元年を迎え、超大型連休の後半に休暇を取り、京都伏見と大阪へひとり旅に出かけました。大阪といえば、ディープで楽しい酒場がたくさんある飲み歩きのワンダーランドなんですが、ここ3年はもう一つお楽し…

趣味から「道楽」になったひとり旅~令和の時代に向けて

平成を締めくくる100回目の旅先・川越市(2019年) ひとり旅を趣味と言えるようになったのがいつ頃だったのか定かではありませんが、ひとり旅にどっぷり浸かるようになったのは1997年からでした。この年はプライベートで紆余曲折があった挙げ句、ひと…

平成時代、どんな旅をしてきたのだろうか?

初の北海道旅行で気取ったポーズを取る若き私(1989年) 平成を締めくくる幕引きの日がやってきました。それは、新時代「令和」の始まりを迎えるための節目でもあります。そもそも、私がひとり旅をスタートさせたのは平成4年、30歳になってからで、平成時…

天狗党が取り持った下諏訪町との縁 2007年2月

水戸市にある回天神社(2007年) 幕末に起きた水戸の志士らによる天狗党挙兵は、最終的には粛清されてしまうという悲劇として今も伝わっています。天狗党に対し、幕府から阻止を命じられた諏訪の高島藩・松本藩が迎え撃ったのが和田峠の合戦で、地元住民が戦…

武士道を貫いた女性の足跡を訪ねて 2013年4月

りりしい姿の中野竹子の像(2013年) 幕末から明治維新にかけての時代は、人々が命をかけて新時代を築こうとしていたためか、個性的かつ魅力的な人物をたくさん輩出しています。中には、その時の政治状況で朝敵や罪人になってしまった人たちもいますが、出身…

旅行中止に追い込まれる幾つかの事情 2011年ほか

ここまで綿密な計画を立てたのに・・・(2011年) ひとり旅や大相撲観戦などの計画を立てる際、私は事前から準備万端整えることにしています。チケット類の入手は当然でしょうが、それとほぼ同時にホテルも早めに確保し、航空券や切符も購入できる最速のタイ…

あこがれの道東への旅を2度計画 1997年

広大な大地を象徴する釧路湿原(1997年) ひとり旅を始めたころから、国内の旅行先としてあこがれの地だったのが北海道。とくに道東は知床半島をはじめ、釧路湿原、納沙布岬、道東3湖(阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖)など、本州では見ることができない大自然の…

博多っ子が勧める「ラーメン」より「うどん」 2009年11月

見た目も豪快な丸天うどん(2009年) 旅先でのお楽しみで、一番大きなウエイトを占めるのがグルメです。新鮮な海の幸が食べられるところがあれば、珍しい郷土料理にお目にかかって驚いたり、また地元で好まれているご当地グルメをお目当てにすることもありま…

人々の暮らしに溶け込んだ尾道の渡し船 2003年5月

渡し船は尾道のごく日常の光景(2003年) 私のひとり旅では多くの場合、観光地や史跡巡りが中心に据えられることが多いのですが、まち(街)そのものの雰囲気だけを楽しむという旅というのもなかなか楽しいものです。そんなまちの一つが広島県尾道市。瀬戸内…

温泉上がりの一杯ばかりを楽しんだ旅 2002年4月

大粒の雨の中で日帰り温泉を訪れる(2002年) ひとり旅ではビジネスホテルを取ることがほとんどなので、ホテルの狭い浴室を避けたいがため、旅程に日帰り温泉立ち寄りを組むことがあります。立ち寄り時間が昼食時にさしかかれば、当然のように風呂上がりの一…

旅先で最悪のアクシデントに遭遇 2002年3月

ようやく見つけた薬局に救われた(2002年) 旅には大小さまざまなアクシデントがつきもので、それもまた旅の醍醐味の一つです。ただ、後で笑って振り返られるものばかりではありません。旅行記の参考にするメモ帳を紛失して落ち込んだり、カメラがトラブルを…

日曜日にしか食べられない讃岐うどん 2015年11月

田村神社の日曜市うどん(2015年) 香川県は、愛称を「うどん県」と命名するほど県民の中に、うどんを食べる文化が根付いています。讃岐うどんと総称されてはいますが、お店によって様々な違いがあり、そのお店の形態もまた千差万別。お昼だけでなく、朝食も…

「さいはて」訪ねて北東から南西へ2000キロ!(南西編) 2008年12月

船浮集落で見かけた手作り看板(2008年) 2008年6月に知床半島の羅臼町相泊集落で「さいはて」感を満喫させてもらいましたが、その半年後に今度は沖縄県に向かうことになるとは思いもしませんでした(笑)。たまたま、全都道府県踏破2巡目が目前だった…

「さいはて」訪ねて北東から南西へ2000キロ!(北東編) 2008年6月

相泊集落の道路が終わった場所(2008年) ひとり旅を始めた1990年代は、全国で行ったことのない都道府県を訪れてみたいとして、プランを立てることが多かったのですが、2000年に沖縄県への旅で全都道府県踏破を達成してからは、都道府県単位ではなく…

下北半島で初めてレンタカーを利用 1999年9月

レンタカーでやって来た尻屋崎(1999年) ひとり旅では公共交通機関を利用することを大原則としており、自家用車で旅行に出ることはほぼ皆無といってもいいでしょう。これは旅先でも曲げず、鉄道網がなければバスを使い、それでもだめならタクシーで移動しま…

日本海沿いを走る五能線に乗りたい! 1993年5月

驫木駅に到着する五能線の普通列車(1993年) ひとり旅を始めてから、少年時代に愛読?していた時刻表を再び見始めるようになりました。地方のローカル線のダイヤを眺めては「いつか乗ってみたい」という路線が次々と現れてきました。その中でも、まさに「恋…

宿泊先探しに四苦八苦 1993年秋

出雲大社近くで宿泊した旅館(1993年) 旅行では、日帰りでない限り宿泊がつきものです。宿泊先を確保することは私にとって非常に重要な事前準備となります。もちろん、現地に着いてから宿を探すのも旅の一興かもしれませんが、限られた旅程の中では冒険とい…

あちこち観光するために旅程を練りに練る 1992年11月

周遊券や指定券などを取りそろえて出発(1992年) 2度目のひとり旅、かつ初めての2泊3日1夜行という1992年秋の中国地方への旅行は、何度も旅程を練っては破棄するを繰り返し、結局はいくつかの旅程候補を抱えながら現地の状況を見て決めることにしま…

東京、名古屋、大阪で定番化しつつあるお楽しみ 2017年頃~

駄菓子屋ゲーム博物館(2019年) 23日の午後から24日にかけて東京都内をウロウロしてきました(笑)。もちろん目的は飲み歩きで、23日夜は浅草橋と秋葉原で、24日昼は赤羽、王子、池袋と巡ってきました。若者やサブカルチャーの街と思っていた秋葉原…

飲み歩くだけのために旅先を訪れる 2011年3月

飲み歩きのみで訪れた大阪の酒場(2011年) 私のひとり旅の目的の中で、絶対欠かせないのが酒を飲むことです。旅先で美味しい魚や名物料理、ご当地グルメをいただきながら、一杯飲むのは極上の楽しみです。若いころは「飲み」よりも「食」の方にウエイトを置…

初めて寝台特急(ブルートレイン)に乗った夜 1992年11月

初めて乗ったはやぶさ号(1992年) 私がひとり旅を始めた1990年代は、全盛期こそ過ぎていたが寝台特急が全国の幹線で運行されていました。限られた日程で旅程を組んでいる身にとっては、仕事が終わってから自宅を出発し、東京、上野、大宮、名古屋、京都…

旅行中止に追い込まれる寸前までに至った甲府前泊 1996年11月

甲府市内でやっとたどり着いた旅館(1996年) 旅は行き当たりばったりのほうが面白いと言う人もいますが、慎重派の私は冒険のような旅の計画は基本的に敬遠します。往復のルートや宿泊先などをガッチリと固めた上で、その間の行程は自由に行動できるようにす…

大関魁皇のふるさとを訪ねるだけの旅 2010年11月

特急かいおう号の電光掲示(2010年) 私は旅道楽というキャッチフレーズを持ってひとり旅に出かけていますが、つい数年前まではもう一つ、相撲道楽というのも持っていました。一時期は毎場所観戦に訪れるほどで、九州場所にもわざわざ飛行機を使って3年ほど…