旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

雷雲の中での移動は命がけ? 2007年6月

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雷鳴とどろく中で渡良瀬川を渡る(2007年)

 ひとり旅を計画する際、まず考慮に入れるのは、その時期がどんな気候であるかということです。日程が限られているため、気象条件による交通障害は避けたいと考えており、例えば冬の北海道や日本海側への旅は今までほとんど計画したことはありません。最近では9月の台風シーズンも遠くへの旅行は避けるようにしています。

 その意味では、6月から7月にかけての梅雨時期も旅行をするにはあまりいい季節ではありません。ですが、せっかく休みがあるならばどこかへ出かけたいと思うもので、この時期は雨を想定したプランを立てたりもします。それでも、予想外の天候に見舞われる場合があります。それが2007年6月の北関東への旅でした。

 北関東はもともと雷雨が多い土地柄ですが、この時は1日目に宇都宮市内で短時間でしたが猛烈な豪雨に見舞われました。さらに2日目、今度は雨量こそ多くはありませんでしたが、激しい雷の洗礼を浴びました。ちょうど、JR両毛線から東武鉄道に乗り換えようとし、足利駅から足利市駅への1・5キロを歩く羽目になった頃でした。

 よりによって、傘を差しながら渡良瀬川の堤防道路を歩くことになってしまい、あちこちで大きな雷鳴が響く中で生きた心地がしませんでした。最後は「落雷に遭うのは宝くじの1等当選と同じ確率だ」と、根拠もないことを思いながら腹をくくって歩いた覚えがあります。旅先でのリスクの中でも、これはできるだけ避けなければならないでしょうね(苦笑)。