ひとり旅史上最悪のアクシデントとして紹介した２００２年３月の東四国旅行での腹下し。酒を飲めないばかりか、土地のグルメも食べることができず、「絶対リベンジを果たす」と誓ってから約２年。ようやくその機会が巡ってきました。
２００４年２月、高知県一本に絞ってひとり旅に出ました。観光地巡りはもちろんですが、最大の目的は土地の美味いものを高知の地酒でいただくこと。スタートが肝心だと思い、狙いをつけたのは高知市名物の日曜市でした。
日曜市は、野菜、果物、惣菜から雑貨まで様々な出店が並び、観光名所というだけでなく、地元住民の買い物と憩いの場になっています。前回はただ歩いて出店を眺めるだけしかできませんでしたので、早速買い食いをしてみようと思いました。
目に止まったのが「田舎ずし」。魚介類のネタではなく、タケノコやコンニャクが寿司ダネとして乗っており、素朴でさっぱりとした味わいが朝食にはぴったりでした。これでリベンジを果たせたと思ったら大間違い。最大のチャンスが夜の一杯で巡ってきました。
（つづく）
