旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

大関魁皇のふるさとを訪ねるだけの旅 2010年11月

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特急かいおう号の電光掲示(2010年)


 私は旅道楽というキャッチフレーズを持ってひとり旅に出かけていますが、つい数年前まではもう一つ、相撲道楽というのも持っていました。一時期は毎場所観戦に訪れるほどで、九州場所にもわざわざ飛行機を使って3年ほど通いました。当時は福岡県直方市出身の大関魁皇が現役で、九州では絶大な人気を誇っていました。

 2010年は2泊3日の旅程を設け、1日目が大相撲九州場所観戦。魁皇が勝利を上げた瞬間の物凄い大歓声は今も忘れられません。その余韻に浸りながら2日目は夕方に直方市に降り立ち、スナックのテレビで大相撲を観戦。この日も魁皇が勝ちましたが、その直後に花火が打ち上がってびっくりしました(笑)。

 その夜、直方市で飲み歩きをしましたが、インターバルを置くために思い立ったのが特急「かいおう」号への乗車です。隣の新飯塚まで普通列車で向かい、折り返し直方行のかいおう号に乗りました。そして再び駅近くのバーに入り、魁皇の話で盛り上がったことは言うまでもありません。

 今はチケットが取りにくくなったことや、自分自身の相撲熱も以前ほどではなくなったため、相撲道楽はやや下火になっています。大関魁皇のふるさとを一目見たかったというだけで大相撲観戦とひとり旅を初めてセットした「ダブル道楽」は、忘れられない異色のひとり旅になりました。