旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

下北半島で初めてレンタカーを利用 1999年9月

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レンタカーでやって来た尻屋崎(1999年)

 ひとり旅では公共交通機関を利用することを大原則としており、自家用車で旅行に出ることはほぼ皆無といってもいいでしょう。これは旅先でも曲げず、鉄道網がなければバスを使い、それでもだめならタクシーで移動します。そんな大原則を崩し、初めてレンタカーを利用したのが1999年の下北半島へのひとり旅でした。

 下北半島むつ市を拠点に、本州最北端の大間崎、北東の最果て尻屋崎を巡りたいと考えていました。大間崎へは下北交通の列車(後に廃線)とバスで行けたのですが、尻屋崎へのバスは便数が限られていました。効率的に巡りたかったことに加え、折しも日本列島に台風が接近して天候不順気味だったこともあり、レンタカーを借りることになったのです。

 手続きの仕方やガソリンを満タンにして返却するルールなども初めて知り、6時間ほどレンタカーを使って尻屋崎だけでなく、バス路線のない東通村のヒバ埋没林、さらに恐山にも足を伸ばすことができました。一人で一台分の料金を担うため、かなり割高になることは否めませんが、レンタカーのメリットは十分に感じました。

 その後、特に移動に時間がかかり、公共交通機関が少ない北海道ではレンタカーでの観光が定番になりました。割高な料金もそうなんですですが、私にとって一番のデメリットはレンタカーを利用している間、酒を飲むことができない(苦笑)。とりわけ、旅先でうまい料理に巡り合ってしまうと、思わず「車じゃなけりゃなあ」と口走ってしまいます(笑)。