旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

あちこち観光するために旅程を練りに練る 1992年11月

f:id:mykeloz:20190330180350j:plain

周遊券や指定券などを取りそろえて出発(1992年)

 2度目のひとり旅、かつ初めての2泊3日1夜行という1992年秋の中国地方への旅行は、何度も旅程を練っては破棄するを繰り返し、結局はいくつかの旅程候補を抱えながら現地の状況を見て決めることにしました。当時の旅程を見てみると、せっかく行くのだから出来るだけいろいろな場所に行きたいとの思いが伝わってきます。

 旅程をあれこれ組めた理由は、ミニ周遊券「萩・津和野・秋吉台」というのがあったためです。往復の起点となる駅から周遊券内であれば自由にバスを含むJRが利用できるという切符です。また、周遊券内への往復でも途中下車が可能だったため、さらに行きたいところをチョイスすることができました。

 結局、この3日間で津和野、萩、秋吉台、青海島、下関(長府)、岩国(錦帯橋)、宮島、広島を巡りました。ただし、萩を除くと滞在時間は2~3時間程度で、観光名所をぐるりと一巡りしたものの、今思えば「落ち着いて観光していないなあ」と苦笑いをしてしまいます。早朝出発や夜の到着といったハードスケジュールでもありました。

 その後しばらくは、できるだけいろいろな土地を巡ろうと、旅程の練り込みに時間をかけていました。ただ、段々と旅慣れてくると、1回の旅であちこち巡ることはせず、目的地を絞り込むようになったり、定期観光バスを利用して「移動しながら観光する」といった工夫を凝らすなど、旅程の組み方が洗練されてきたような気がします(笑)。