ひとり旅を始めたころから、国内の旅行先としてあこがれの地だったのが北海道。とくに道東は知床半島をはじめ、釧路湿原、納沙布岬、道東3湖(阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖)など、本州では見ることができない大自然の宝庫で、魅力的な観光地にあふれているため、いつか必ず足を踏み入れいたいと強く願っていました。
ところが、それだけの観光地を巡るとなると最低でも1週間という旅程が必要となるため、簡単には長期休暇を取れない仕事柄ゆえに、長い間あこがれの地として残されたままになってました。やがて、ひとり旅を始めて5年が経ち、長期休暇のチャンスをいつまでも待っていたのではらちが明かないと考えるようになってきました。
ついに1997年6月、北海道最東端の納沙布岬を目的に2泊3日で釧路、根室への旅が実現しました。ちょっとしたアクシデントはあったものの、さいはて感あふれる北の大地を堪能し、改めて道東への思いを強くしました。となれば、もう一度行くしかないだろうと腹をくくり、9月に「アゲイン道東」と銘打って3泊4日の旅をムリヤリ?企画し、実行しました。
9月の旅では、効率よく観光地を巡るために定期観光バスを利用し、知床半島や道東3湖を訪ね歩くことができました。滞在は短時間でしたが北海道らしいダイナミックな景観を満喫させてもらい、帰ってくると、ますます道東への思いが強くなるばかり。さすがに3回目の計画は見合わせましたけど(笑)。