旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

旅館には罪はないけど、最悪となった房総の夜 2003年2月

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旅館の窓からの眺めも格別でしたが・・・(2003年)

 旅の宿を選ぶのは、ひとり旅にとって非常に大切なポイントです。ビジネスホテルの場合は基本的には飲み歩いて酔っ払ってそのまま眠ってしまうパターンのため、ホテルそのものを評価することは少ないです。しかし、夕食付きの旅館や民宿は、部屋の環境や食事、風呂など評価を左右するものが多くあります。

 これまでのひとり旅では、「来てよかった宿」「もう一度来たい宿」が圧倒的に多く、旅行の思い出としていずれ当ブログで紹介してみたいところばかりです。ただし、一度だけ最悪な一夜を過ごす羽目になったことがありました。それが2003年2月の房総半島をひとり旅した際の旅館でした。

 この旅館の名誉のため、最初にお断りしておきますが、旅館の雰囲気、料理、もてなしには全く問題はなく、むしろ「来てよかった宿」でした。最悪だったのは、隣の部屋に入ったグループのオヤジたちです。宴会で騒がれるのは仕方ないとしても、私の寝入りばなに何と麻雀を始めてしまったのです。

 これにはさすがにフロントに苦情を言いましたが、その後も高笑いの声がこちらの部屋まで響き、いたたまれなくなって押し入れに避難するありさまとなりました。繰り返しますが、旅館には何の罪もありません。ですが、せっかくの房総半島の旅の印象を台無しにしかねない残念な出来事として書かせてもらいました。