香川県は、愛称を「うどん県」と命名するほど県民の中に、うどんを食べる文化が根付いています。讃岐うどんと総称されてはいますが、お店によって様々な違いがあり、そのお店の形態もまた千差万別。お昼だけでなく、朝食もうどん、一杯飲んだ後のシメも当然うどん、そんな感じのようですね(笑)。
香川県のうどん屋さんで特徴的なのが、製麺所でうどんを出しているスタイルの店。1杯100円ほどで食べられますが、店によってはうどんと薬味しかないところも珍しくありません。それから、セルフと呼ばれるスタイル。うどんを自分で湯がいたり、薬味のネギを自分で刻んだりしなければならない店もあります。
さて、そんなうどん県にあって、日曜日しか営業していないという場所があるのをご存じでしょうか?。高松市街地から少し住宅街に入ったところにある田村神社の日曜市うどんです。2015年秋の旅行前に日曜市うどんの存在を知り、是が非でも食べてみたいと思い、わざわざ土曜日夜に高松市に泊まったほどです(笑)。
神社の休憩所のようなところが飲食スペースになり、地元のボランティアさんが切り盛りをしています。お客さんはほぼ地元の住民ばかりで、当然ながら観光客は私以外誰もいません。讃岐うどんとしては軟らかめの麺でしたが、飲んだ翌朝にはさっぱりと美味しく、スーパーローカルな雰囲気を存分に楽しめました。