今回の「全国神社お参り旅」では、長野県辰野町の矢彦神社を参拝いたします。
矢彦神社のある小野地区は「両小野」と言われ、辰野町と塩尻市にまたがっている地域です。神社も矢彦神社と小野神社が隣接しており、一つの社叢に二つの神社が鎮座されています。矢彦神社は辰野町小野地区の氏子が信仰しています。
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)です。小野神社とともに、昔から信濃の国二之宮の格式を持ち、戦国時代の武田信玄、江戸時代の徳川幕府も重要な拠点と位置付けていたようです。
両神社は、諏訪地区と同じように6年目ごとに御柱祭が行われています。「人を見るなら諏訪御柱、綺羅を見るなら伊那御柱」と言われ、派手な法被姿や雲助と呼ぶ扮装などが有名です。次回は2023年の開催となります。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞