今回の「全国神社お参り旅」では、鹿児島県鹿児島市の照国神社を参拝いたします。
鹿児島には、江戸時代の雄藩・薩摩藩があり、幕末維新から明治にかけて活躍した西郷隆盛、大久保利通など多くの偉人を輩出しました。そんな鹿児島市内の歴史散策をしている時、照国神社の境内に入ると、ホッと一息入れられる感じがします。
照国神社は、幕末の薩摩藩で名君と慕われた島津斉彬公が死去して間もなく、その遺徳を称える目的で創建されました。御祭神はもちろん斉彬公で、照国大明神として鹿児島市民の崇敬を集めています。
島津家は鎌倉時代から続く名門で、戦国や江戸時代に数々の名君が出ていますが、その中でも斉彬公は飛び抜けた存在でした。薫陶を受けた西郷隆盛をはじめとする人材の育成、西洋文化の積極的な導入など、その先見性には驚かされます。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞