今回の「全国神社お参り旅」では、茨城県水戸市の回天神社を参拝いたします。
水戸といえば、偕楽園の梅、納豆、水戸黄門様を思い浮かべる方が多いと思います。どちらかというと、明るいイメージの印象がありますが、幕末期に尊王攘夷思想の中心となり、内部抗争が絶えなかった水戸藩の暗黒史も忘れてはなりません。
その幕末に、安政の大獄や水戸天狗党の戦いなどで亡くなった人たちの鎮魂のために創建されたのが回天神社で、御祭神はそうした志士ら1785人の御霊です。志士たちの魂が宿っている場所らしく、どこか荘厳な雰囲気に包まれています。
境内には、水戸天狗党が一橋慶喜を頼って上京する途中、敦賀に留め置かれて軟禁されたニシン蔵が移築されています。水戸藩の幕末の歴史を学びたい、知りたいという方は、ぜひとも参拝に訪れてほしい神社ですね。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞
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