旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

丸子の木曽義仲史跡を巡るドライブ

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の4月24日放送で、木曽義仲の最期のシーンが描かれました。ドラマでは、義に厚いピュアな義仲像が描かれており、さすがは三谷幸喜脚本だと感心させられ、長野県民として嬉しかったです。

その木曽義仲が、平家打倒の兵を挙げた地とされる上田市丸子(旧丸子町を訪ねました。場所は丸子の中心街から少し東側にある、塩田平に近接したところで、「木曽義仲挙兵の地」の巨大な案内票が目印になります。

案内票から歩いて15分くらいの山腹に、義仲が居を構えたとされる高台があり、いくつもののぼり旗が風に揺られてはためいていました。塩田平や上田市街地を見下ろす地に立って、義仲は何を思っていたのでしょうか?

その近くの岩谷観音堂には、義仲が馬をつないだとの伝説がある「義仲桜」(しだれ桜)があり、満開から散り始めという見頃でした。県歌「信濃の国」にも歌われる長野県の偉人の足跡を訪ね歩くのは、とても興味深く楽しいものです。

なお、この日は義仲史跡巡りに合わせ、隣の旧武石村にある「余里の一里花桃の里」も散策しました。満開のハナモモがずらりと咲き並び、見事な景観でした。

 

木曽義仲挙兵の地・丸子を紹介する上田市のサイト

www.city.ueda.nagano.jp

 

幕末維新の歴史を変えた功山寺決起の地へ~山口県下関市

山口県下関市には、幕末の長州藩で活躍した高杉晋作の像があります。幕府に恭順していた長州藩の藩論を一変させるため、高杉が少人数で武装蜂起した功山寺決起」は、維新回天の礎となった出来事として有名です。

その舞台である功山寺下関市長府にあります。亡命先から戻って来た高杉は、あくまで幕府と戦い抜くべきだと主張し、わずか80人ほどの同志と共にクーデターを決行します。その日は大雪が降っていたそうです。

1992年秋、山口県へひとり旅に出かけた際、長府駅で途中下車しました。日も落ち、周辺は暗くなってきていましたが、どうしても功山寺を見学したかったのです。方向感覚がつかめない中で、なんとか功山寺を探し当てました。

そして門前に立った時、「ここが功山寺決起の地なんだ!」と身震いしたのです。高杉と同志たちが命懸けで蜂起し、それが維新回天につながったのだと思うと、言い知れぬ感動が込み上げてきました。境内は夜の暗闇で静けさに包まれていたのでした。

功山寺のサイトです

kouzanji.org

功山寺決起をドラマチックに描いた長編歴史ドラマ「奇兵隊

 

1年4か月ぶりの県外~山梨県韮崎市へドライブ

新型コロナの感染防止を徹底するため、勤務先からストップをかけられていた県外への外出も、退職によって解除しました。そして先日、1年4か月ぶりに長野県から脱出したのです(笑)

とはいっても、隣接する山梨県韮崎市へドライブに出かけただけのことです。それでも、ドライブ自体が2022年になってから初めてだったし、県外なので高揚感たっぷりの一日になりました。

目的地は、韮崎市西部の武田の里。ここは、武田信玄や勝頼らを輩出した甲斐武田家発祥の地で、今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場する武田信義ゆかりの武田八幡宮、願成寺を参拝してきました。(画像は武田八幡宮

山すそにある武田八幡宮は、武田信玄が再建した本殿(国重要文化財)があり、山の中にそびえ立つ立派な建物に凛とした雰囲気を感じました。その近くには「熊出没注意」の看板があったので、参拝中も多少ビビッてはいたのですが・・・

また、道の駅にらさきにも立ち寄り、食事をした後で北杜市の地酒「男山」と山梨のご当地グルメ「鳥もつ煮」などを購入。長野県内ではなかなかお目にかからない土産ですので、ちょっぴり旅の醍醐味も感じました。

帰りには富士見町に寄り道し、信濃境にある高森観音堂のしだれ桜を見学。さらに、道の駅蔦木宿で旬の山菜「タラの芽」とも出会ったのでした!

「青い・・・」その一言だけしか言葉が出なかった~青森県十二湖青池

新しいコラム「おススメ!感動の旅先」のトップバッターにふさわしい場所を紹介します。青森県日本海側にある深浦町の観光名所・十二湖。その中でもとびきりの絶景である「青池」です。

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十二湖は、世界遺産白神山地に囲まれた湖沼群で、1704年の大地震によってできたと言われています。十二という数字が地名になっていますが、実際には大小30を超える湖沼があるそうです。

その中でも屈指の絶景が「青池」。今から約30年前の1993年に十二湖を訪れ、真っ先に見学しようと思った池です。ガイドブックに「真っ青な水をたたえる池」と書いてありましたが、「青いと言っても限度があるだろう」と半信半疑でした。

ところが、青池に到着した私の目に飛び込んできたのは、鮮やか過ぎるほどのライトブルー。「あ、青い・・・」と口走った後、続く言葉が見つかりません。それほどまでに衝撃的な青さだったのです。自然に対する畏敬の念を覚えるほどでした。

十二湖には、東京から寝台列車に乗り、五能線に乗り換え、さらに十二湖駅からバスに乗ってようやく到着するという、遠い遠い旅路を経なければなりません。だからこそ、わざわざ訪れるかいがある大自然の絶景に感動できたのです。

★十二湖の情報(青森県観光サイトより)

aomori-tourism.com

★十二湖へのアクセス情報(弘南バスのサイトより)

www.konanbus.com

 

新カテゴリー「おススメ!感動の旅先」始めます

新カテゴリーの予告編です。

4月18日(予定)から、「おススメ!感動の旅先」をスタートします。

 

ウイズコロナやアフターコロナの時代に向け、皆さんに旅の楽しさを知ってもらいたいと思い、新しいカテゴリーでのブログを書くことにしました。

私は国内の全都道府県を2巡以上、100回以上のひとり旅をしてきましたが、どの旅先でも新鮮な感動を得られました。それは、絶景の風景や見事な景観ばかりでなく、歴史的背景を持つ史跡や旧跡、心落ち着く凛としたフィールド、地元の方々が大切にしている街並みなど様々です。もちろん、グルメも含まれています。

そんな「感動の旅先」を私なりに紹介できればと考えました。そして、読んでいただいた方にぜひ訪れていただきたいと思い、「おススメ!」と銘打つことにしたのです。私自身、ひとり旅や飲み歩きを再開できるまでには至っていませんが、ブログを書きながら旅の醍醐味を楽しみたいと考えています(笑)

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「おススメ!感動の旅先」第1回は、こちらを紹介いたします。

 

ブログタイトル変更とカテゴリー再編のお知らせ

4月からブログをプチリニューアルする予定です。その皮切りとして、ブログタイトルを変更いたしました。

「旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り」となります!

 

タイトルに込められた思いは、一つが「ニッポン」。これまで日本の全都道府県を旅して歩き、もう少しで3巡目を達成するところです。ただ、新型コロナ禍となってしまい、旅行が中断中でもあります(涙)

一方で、日本国外の旅行は一度も行っていません。別に海外が嫌だいうわけではありませんが、日本国内には私の知らない素晴らしい景観、歴史、文化、グルメなどが無数にあり、それらを訪ね歩くのが楽しみだからです。

もう一つの思いは「ひとり旅」。家族旅行や友人との旅行が嫌いなわけではありませんが、人と一緒に旅行をすると、どうしても気を遣ってしまいがちです。その点、ひとり旅なら、何をするにも自分で決められます。

そんなわけで、これまでの旅行のほとんどが「ひとり旅」だったこともあり、ブログタイトルに、あえて「ひとり旅」の文字を加えました。もちろん、全国の素晴らしきモノは、一人でも、仲間や家族と一緒でも同じ感動を与えてくれます。

 

プチリニューアルにあたり、新しいカテゴリーのブログを書いてみたいと思い、思案中です。その一環として、雑然としていた旧カテゴリーを再編いたしました。

趣旨や目的が明確な「全国神社お参り旅」「大河ドラマを旅する」「ドライブもまた楽し」は継続し、そのほかは「旅の雑感や旅への思い」「旅先での出来事、お楽しみ」に集約し、新型コロナ関係も一つのカテゴリーで括りました。

新しいカテゴリーでのブログの更新再開は、来週末頃を予定しています。

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「全国神社お参り旅」猿田彦神社~三重県伊勢市

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今回の「全国神社お参り旅」では、三重県伊勢市猿田彦神社を参拝いたします。

伊勢市で参拝と言えば、もちろん伊勢神宮なのですが、外宮から内宮へ向かう途中にある猿田彦神社も外せません。なぜなら、猿田彦神社は「みちひらきの大神」として、昔からたくさんの人々の信仰を集めているからです。

御祭神は猿田彦大神古事記日本書紀天孫降臨の章のなかで、瓊瓊杵尊の一行をお迎えし、道案内をした神として知られています。その後、天宇受売命(あめのうずめのみこと)と共に伊勢の地を治めたそうです。

天宇受売命は、天岩戸伝説でもお馴染みの芸能を司る神で、猿田彦神社の境内に佐瑠女神社として祀られています。お二人の神様にあやかって「縁結び」を祈願する人も多いそうで、古代ロマンにひたりながらお参りするのも一興かもしれません。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.sarutahikojinja.or.jp

★お知らせ 当ブログは4月中旬まで更新をお休みさせていただきます