今回の「全国神社お参り旅」では、東京都台東区の今戸神社を参拝いたします。
東京の超有名観光地・浅草の地下鉄駅から隅田川を上流に向かって15分ほど歩いたところに神社があります。境内には「招き猫」がずらりと並んで参拝者を歓迎しており、招き猫発祥の地と銘打っているようです。
御祭神は應神天皇(おうじんてんのう)。創建は平安時代と言われる由緒ある神社で、徳川幕府からも厚い信仰を受けてきました。浅草七福神めぐりの一つ、福禄寿が祀られているのも今戸神社の特徴といるでしょう。
幕末の歴史ファンにとっては、新選組の沖田総司終焉の地として人気のスポットになっています。病気のため戊辰戦争で活躍できず、無念の死を遂げた若き剣豪の姿と、いかにもご陽気な招き猫たちとのミスマッチが面白く感じたものです。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞