今回の「全国神社お参り旅」では、東京都世田谷区の松陰神社を参拝いたします。
松陰神社は、東京の下町風情の中を走る東急世田谷線の松陰神社前駅から徒歩数分のところにあります。昭和の雰囲気を漂わせる商店街の中を歩いていくと、やや広々とした境内が現れ、都会の街なかとは思えない静けさを感じさせてくれます。
幕末の志士であり、教育者として知られる吉田松陰を祀っており、御祭神は松陰先生です。安政の大獄で若き命を散らした松陰は、出身の長州藩だけでなく、多くの偉人たちに影響を与えました。神社は毛利家の別邸に建てられています。
境内の一角には、松陰門下の教育の場である「松下村塾」があります。山口県萩市に本物の松下村塾があり、こちらは模造した建物ですが、まるで本当にこの場所で松陰が教えたかのように、凛としたたたずまいをしています。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞