旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

道楽が消えた3年前の3月・・・からの臥薪嘗胆

本日は年度末ということで、旅に関する特別コラムを書きます。

 

想像だにしなかった厄災が、2020年に襲い掛かってきました。

この年の3月、北部九州へのひとり旅をキャンセルしました。佐賀県大分県を巡る旅で、私にとっては全都道府県3巡目、全都道府県県庁所在地宿泊の目標達成に向けたステップ。航空機とホテルを予約し、出発するだけの手はずでした。

理由は、新型コロナウイルスという未知の病気が流行し始めたことです。今考えれば、あの頃だったら旅行してもリスクはほぼ皆無だったわけですが、ワクチンも治療薬もなかったので、強行出発には踏み切れませんでした。

同じ年の3月下旬、地元の上諏訪で夜の飲み歩きをしました。コロナがどのくらい影響を及ぼしているのかを知る目的でした。金曜日の夜にもかかわらず、歩いている人はほぼ皆無・・・どうなるのかと不安になったほどです。

その日を境に、飲み歩きが全くできなくなりました。昼飲みも当然ダメですし、飲食店に入ることすらもおっかなびっくりという状態。今年1月に解禁するまで、3年近い一人酒ゼロに陥ってしまいました。

 

常々、ひとり旅と飲み歩きは「道楽」と語ってきました。

新型コロナによって、大切な道楽が奪われてしまったのです。もちろん、友人たちと飲むことばかりか、会うことすらできなくなりました。仕事も自宅待機という制限がかけられてしまいました。臥薪嘗胆の日々の始まりだったのです。

ひとり旅最大の目標を失った私は、仕事を引退する決意を固めて早期退職をしました。明けて2021年は、旅行以外の楽しみを見出すため、長野県内のあちこちへドライブに出かけました。それはそれで楽しかったのですが、やはり物足りない。

2022年も同じような感じで1年が過ぎ去ってしまいました。旅行業界は回復傾向にありましたが、新型コロナが終息に向かっているわけではありません。自分の身は自分で守るしかない・・・さらに臥薪嘗胆の日々が続きます。

そして2023年、私はようやく自主的非常事態宣言の旗印を下ろし、新たに「withコロナ活動宣言」をしました。以前のように道楽三昧という生活には戻れませんが、飲み歩きやひとり旅をちょっとでも再開させたいと考えたのです。

 

飲み歩きは、1月の甲府市初詣に合わせ、まずは昼飲みから復活させました。

ひとり旅は、まだまだ先になりそうですが、年内には計画したいと思っています。

都道府県3巡目制覇も県庁所在地宿泊も、決してあきらめたわけではありません。

 

昨年10月、ひとり旅応援サイト「ひとり旅で全国を巡ろう!旅道楽ノススメ」を開設しました。withコロナの時代だからこそ、感染リスクを避けられる「ひとり旅」を多くの方におススメしたいのです。そんな思いを込めました。

よかったら、ぜひご覧ください

tabidouraku.com