旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

遊歩道のその先に広がる緑のじゅうたん~青森県八戸市種差海岸

青森県八戸市の太平洋側にある景勝地「種差海岸」には、海成段丘の広大な場所に天然芝が広がるエリアがあります。天気が良ければ、青空と海の青さにまばゆいくらいの芝の緑が映え、圧巻の光景を見せてくれます。

私が八戸市を訪れたのは2011年8月。東日本大震災から約半年がたった時でした。震災被災地を訪れたいと思いつつ、壊滅的な被害があった三陸海岸には行かれそうになかったので、それより北にある八戸市を旅行したのです。

種差海岸にある葦毛岬をスタートし、南へと遊歩道を歩きました。白い砂浜が広がる大須賀海岸、海水浴場の白浜海岸、さらに淀の松原へと続いていく徒歩約2時間の行程。真夏でしんどかったですが、景観は十分楽しめました。

そして、種差海岸天然芝生地エリアに突入すると、広大な芝生が目に飛び込み、思わず「素晴らしい」と口にしたほど。このまま、ゴロリと寝転がって一休みしたくなる、そんな気分爽快な景観に身を置くことができたのです。

散策後、市内で地元の方に震災の話を聞きましたが、その方は「大須賀や白浜海岸の砂が、津波でかなり流されてしまった。本当はもっと広々していたんだ」と残念そうに話していました。改めて、災害の恐ろしさを痛感した瞬間でもありました。

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