北海道は、東北6県以上の面積がある広大な大地ですが、幹線以外は公共交通機関が少ないため、旅行中の移動手段として重宝するのがレンタカーです。その楽しさは、ドライブをしながら観光地を巡れるというばかりではありません。
宗谷地方の日本海側は、最も北海道らしい風景を見せてくれます。2007年にドライブ旅行をした時には、稚内市ノシャップ岬から南へ約60キロ走りましたが、どこまでも続く原野に驚かされました。
この区間には、民家はおろか、道路や標識以外に人口構造物が見当たりません。悪く言えば単調な道がずっと続いているのです。住宅が立ち並ぶ狭い道や曲がりくねった山道を走り慣れている者にとっては、まるで外国の道路のように思えてきます。
油断すると居眠りをしてしまいそうな道路ですが、天気が良ければ日本海の向こうに利尻富士の雄大な姿を眺めることができますし、ごく時々現れる小さな湿原もドライブにメリハリを与えてくれます。
この道路は日本海沿いに留萌市、さらには札幌市まで続いています。留萌と幌延の間には、かつて羽幌線という鉄道が走っていました。この区間、まだ訪れたことがありませんので、いつかドライブをしてみたいと思っています。
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