今回の「全国神社お参り旅」では、兵庫県淡路市の伊弉諾(いざなぎ)神宮を参拝いたします。
淡路島の内陸部にある伊弉諾神宮は、古事記や日本書紀でイザナミの大神と共に国産みの神様とされる「イザナギの大神」が御祭神です。最初に国産みされたのが淡路島であり、余生を島で過ごしたことが由緒になっています。
イザナギの大神の御陵があったことから、日本最古の神社として昔から信仰されてきました。明治になって御陵の上に本殿を建設し、昭和の時代に天皇の宣下を受けて「伊弉諾神宮」の名称になったそうです。
境内には「夫婦大楠」と呼ぶクスノキがあり、イザナギとイザナミの大神の神霊が宿る木として、夫婦和合の象徴になっています。家内安全はもとより、安産や子宝の祈願に訪れる人も多いそうです。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞