今回の「全国神社お参り旅」では、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮を参拝いたします。
鹿島神宮は、JR鹿島線で利根川を渡って間もなく最寄駅の鹿島神宮駅があり、そこから上り坂を歩いて約5分のところです。閑静な住宅街が広がる中で、森に囲まれた厳かな神域が現れ、参拝客を出迎えてくれます。
御祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、日本建国・武道の神様です。大国主命と国譲りの交渉を行い、建御名方神(諏訪大社御祭神)を屈服させました。諏訪から参拝に訪れた身には、ちょっと複雑ですけどね(苦笑)
そうした神話もあり、古くから戦いの守り神として信仰され、徳川幕府や水戸徳川家からは厚い崇拝を受けていました。戦国時代に「剣聖」と言われた剣の達人・塚原卜伝も鹿島神宮にゆかりのある人物として知られています。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞