今回の「全国神社お参り旅」では、東京都千代田区飯田橋の東京大神宮を参拝いたします。
東京二十三区の真ん中にある飯田橋駅から徒歩5分のところにある神社で、「東京のお伊勢さま」として地域住民の信仰を集めています。住宅地の中にあるため、境内はコンパクトにまとまっていますが、立派な社殿を構えています。
明治天皇のご裁断を仰ぎ、伊勢神宮の遥拝所として創建されたという比較的新しい神社で、御祭神は伊勢神宮内宮の天照皇大神、外宮の豊受大神です。伊勢神宮の参拝が庶民の夢だった頃、お参りだけでもしたいという思いに寄り添っています。
良縁祈願の神様として若い男女の姿も目立ちますが、神宮では「心結び、縁結び、幸結び」と掲げており、様々な人々同士の絆をつなぐという意味合いが込められています。ぜひご参拝してみてはいかがでしょうか。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞