今回の「全国神社お参り旅」では、広島県尾道市の御袖天満宮を参拝いたします。
私にとって尾道は、もう一度行ってみたい旅先のトップ3に数えられるところです。瀬戸内海や行き交う渡船の風景、坂道や階段が多く、まるで迷い込んだかのような小路など見どころ満載。そんな街なかに御袖天満宮があります。
天満宮ですので、御祭神は菅原道真公。由緒によると、道真公が太宰府に向かわれる際、この地での歓待のお礼に自分の衣の片袖を裁ち、姿を描き与えたそうです。学問の神様であることは言うまでもありませんが、縁結びで訪れる人も多いといいます。
この神社は、尾道出身の大林宣彦監督の映画「転校生」で、主人公の男女の体と心が入れ替わってしまうという重要なシーンの舞台として知られています。大林監督の尾道三部作ロケ地巡りでは絶対欠かせないスポットですね。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞
「転校生」の舞台を歩く(私のホームページより)