旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

宿泊経験のない県庁所在地その1~大分市

私事になりますが、これまでひとり旅を100回以上実行し、全都道府県を2巡以上してきました。もちろん、都道府県庁所在地の都市にも全て訪れており、宿泊経験のない都市は青森、佐賀、大分の3都市のみとなっています。

大分県には2回(通過のみは除く)訪れていますが、96年は別府市に宿泊し、同市と湯布院町竹田市、日田市、中津市を観光しました。07年は臼杵市を観光・宿泊しています。ともに大分市は短時間の滞在で終わっています。

大分市唯一の観光は96年のことで、猿で有名な高崎山自然動物園と道向かいの大分マリーンパレスの見学です。別府の地獄めぐりとセットになった定期観光バスを使い、短時間でしたが思いのほか楽しませてもらいました。

96年は乗り換えのため、大分駅に立ち寄っただけですが、大分駅に初めて降りたのは07年でした。この時は、大分空港に向かうホバー船(現在は廃止)乗り場へのバスに乗車しただけで、市街地の印象は全くありません。

今年3月の九州旅行計画では、大分市に泊まって観光も考えていましたが、新型コロナウイルスの影響により中止を余儀なくされました。還暦までには全ての県庁所在地に宿泊する目標を掲げているだけに、新型コロナは気がかりの種です。

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高崎山の猿の親子(1997年)

新ブログ「歴史・人物 書きたい放題」がスタート

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新しいブログをスタートしました。タイトルは「歴男マイケルオズの『歴史・人物 書きたい放題』」です。戦国や幕末・維新を中心に古代から現代史まで、主に「人物」に視点を置きながら、思いつくままに書いていこうと考えています。

新ブログ開設は、当ブログ「平成・令和 ひとり旅歩き」がきっかけとなりました。カテゴリー「大河ドラマを歩く」で、歴史上の人物ゆかりの地を紹介していますが、人物そのものにもっとスポットを当てて書きたいと思ったからです。

社会人になってから歴史に興味を持ち始め、大河ドラマや映画、大型時代劇などを見て楽しんだり、戦国や幕末に関する様々な本を読み漁ったりしています。道楽のひとり旅でも「歴史探訪」を必ず目的の一つに加えるているほどです。

当ブログは「旅人マイケルオズ」、新ブログは「歴男マイケルオズ」と、それぞれペンネームを変えてみました。「歴男」というよりは「歴男やじ(歴おやじ)」である歴史好きオヤジのブログをご贔屓にしていただければ幸いです(笑)

rekishi-jinbutu.hatenablog.com

 

初めての桜島と、とんだハプニング 1997年11月

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桜島(1997年)

昨日のブログで、寝台特急はやぶさ号で西鹿児島へやって来たことを書きました。ここまでの列車旅も楽しかったのですが、もちろん鹿児島観光が一番の目的。市街地だけでなく、フェリーで10分しか離れていない桜島も訪れました。

初めての桜島観光は時間に余裕もあったので、レンタバイクを使って島内を一周しました。あちこちに噴火に備えての避難シェルターがあったり、固まった溶岩がゴロゴロころがっていたりと、「活火山の真っ只中を走っているなあ」と実感しました。

集落から外れたところを走っていて道に迷ってしまいました。泡を食っていたところ、道路が部分的に陥没しており、タイヤを取られて危うく転倒しそうになりました。幸い、走りながら体勢を元に戻して事なきを得たのです。

レンタバイクを返却し、帰りのフェリーに乗ったところで、旅行のメモ書きをしていたメモ帳が胸ポケットにないことに気が付きました。方々探しても見つからず、もしかすると転倒しそうになった時、落としたのでは・・・悔しかったなあ(苦笑)

西鹿児島行の寝台特急はやぶさ号に乗る 1997年11月

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西鹿児島駅に到着した寝台特急はやぶさ号(1997年)

ブルートレインと呼ぶ定期寝台特急が廃止されて久しいですが、かつては九州行のブルートレインが複数あり、ひとり旅で随分お世話になりました。その中で一番印象に残っているのが、東京発西鹿児島行の「はやぶさ号」です。

この寝台特急は、東京を夕方出発し、翌日の夕方前に鹿児島に着くというロングランの列車で、私は名古屋駅からの乗車でした。それでも名古屋発が夜の10時過ぎで、西鹿児島駅到着まで16時間半も列車に乗りっぱなしだったのです。

熊本-西鹿児島は、八代湾や東シナ海の海沿いの景色が美しく、沿線はミカン畑あり、鶴がやって来る出水の水田地帯ありと、長時間の乗車でも飽きることがない車窓が続きました。途中駅では、上りの東京行はやぶさ号との列車交換もあったのです。

今は新幹線の鹿児島中央駅となった西鹿児島駅に着いた時、長い列車旅を体験した達成感に浸りました。と同時に、初めて足を踏み入れる鹿児島の地での観光、歴史散策、グルメと飲み歩きに胸躍らせたことを今でも覚えています。

大歓迎された留萌でのショットバー 2012年6月

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留萌市の観光案内所兼おみやげ処(2012年)

北海道に直近で訪れてから、早くも8年が経ってしまいました。2012年の初夏に留萌地方を旅行したのですが、真夏並みの暑さとなったことを思い出します。そして、この旅行でのもう一つの思い出が、留萌で飲んだ夜の事です。

飲み歩きの締めくくりに立ち寄ったのが、市内でも珍しいショットバー。ご夫婦で経営されており、先客は男性一人だけ。最初は静かな雰囲気で飲んでいたのですが、やがて常連さんと思われる人が続々来店し、徐々ににぎやかになってきました。

ひょんなことから私が旅行者だと知れ、常連さんたちから「どうして留萌に来たのか」「どうやってこの店を知ったのか」など、矢継ぎ早に質問を浴びせられました。地元の方々と触れ合うのも旅の楽しみなので、気分よくペラペラしゃべっていた気がします。

常連さんには、観光土産品店のスタッフ、市議会議員、学校の先生、さらに観光協会長さんまでおり、しこたま飲んで店を出る際には、皆さんから拍手をいただくほど。いつしか、飲み会の主役に祭り上げられ、愉快な夜が過ぎていきました。

大河ドラマを旅する~2020年「麒麟がくる」岐阜市~重厚な斎藤道三像を演じた本木雅弘さん

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道三塚(2010年)

10日の大河ドラマ麒麟がくる」は、前半のクライマックスといえる長良川の戦いの回が放映されました。斎藤道三と斎藤高政(義龍)の親子が争い、勝った義龍が名実ともに美濃の支配者になった戦いです。

斎藤道三は「美濃の蝮(まむし)」と言われたように、これまでは謀略家や残酷な性格として描かれることが多かった人物です。一方で、娘を織田信長の嫁に出し、信長の将来性を見抜いた慧眼の持ち主とも言われています。

本木雅弘さんが演じた道三は、そうした謀略家の一面を見せながらも、重厚さを持ち合わせた人物像として描かれたように思います。時に、本来の主役である明智光秀を食ってしまうような存在感がありましたね(笑)

2月に岐阜市を訪れた時に「道三塚」も見学しました。合戦で敗死した道三の供養碑で、かつては長良川沿いにありましたが、今は住宅地の中にひっそりとたたずんでいます。大河ドラマがなければ、私もその存在を知らなかったほどでした。

20年ぶりの旅路を夢見て~鳥取県

岩手県と並んで、最後の旅行から最もブランクがある鳥取県。こちらも2001年以来となります。今年9月に「麒麟がくる」紀行とセットで計画を立てていますが、今のところ流動的で、実現できるかどうか何とも言えない状況です。

01年の旅行は、中国地方のローカル線巡りというプランで、サンライズ出雲号から山陰本線三江線芸備線木次線と乗り継ぎ、松江市からバスで境港市に入ったところで、鳥取県来訪となりました。

境港市といえば、ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげるさんのふるさとです。駅前の中心商店街は「水木しげるロード」と名付けられ、鬼太郎をはじめ、目玉おやじねずみ男猫娘砂かけ婆、こなき爺らお馴染みの妖怪たちのレリーフが並んでいます。

人気漫画に恵まれた幸運もあるのでしょうが、それを最大限活用した「まちづくり」が成功した好事例です。当時ご存命だった水木さんの尽力もあったと聞いています。子供の頃から親しんだ「ゲゲゲの鬼太郎」に会いに、また訪れたいものですね(笑)

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ねずみ男レリーフ(2001年)