今回の「全国神社お参り旅」では、長野県佐久市の鼻顔稲荷神社を参拝いたします。
昨年から、ひとり旅の代わりに長野県内のドライブを重ねてきました。県内は知っているようで実はあまり知らないところが多く、今回紹介する鼻顔稲荷神社も佐久方面に出かけようと計画した際、初めて耳にした神社でした。
戦国時代に京都の伏見稲荷大社から分霊されたのが始まりとされ、御祭神は宇迦乃御魂命(ウカノミタマノミコト)です。日本五大稲荷の一つといい、五穀豊穣、家内安全、交通安全、進学成就などのご利益を求め、多くの参拝者が訪れています。
神社は、千曲川支流の湯川沿いの崖上にあり、建物は京都の清水寺と同じ懸崖造りになっています。樹木が生い茂っているため、上からの眺めも下からの景観もあまりよくありませんが、朱色の建物が周囲の緑とマッチしています。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞