旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

「全国神社お参り旅」吉備津神社~岡山県岡山市

f:id:mykeloz:20201217082638j:plain

吉備津神社の回廊

今回の「全国神社お参り旅」では、岡山県岡山市北区吉備津神社を参拝いたします。

のどかな雰囲気の吉備線吉備津駅から広い参道を向かうと、神社の境内に到着します。本殿は吉備津造りと言われる全国唯一の様式を持ち、その巨大さは圧巻の一言。また、本殿からは全長360メートルの回廊が、地形に合わせて設けられています。

御祭神は吉備津彦大神で、崇神天皇の代に山陽道に派遣され、賊徒を平定したことから、この地に祀られたと言われています。鬼を打ち倒したとの伝説に由来し、誰もが知っている「桃太郎」のおとぎ話ができたそうです。

回廊の途中から分かれている先に「お釜殿」があり、鳴釜神事が行われています。沸かした釜の上のセイロに玄米を入れて振ると、鬼のうなる音が聞こえ、その音で吉兆を占うというものです。その音(声)を一度聞いてみたいですね。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.kibitujinja.com

「全国神社お参り旅」大山祇神社~愛媛県今治市

f:id:mykeloz:20201210200627j:plain

大山祇神社

今回の「全国神社お参り旅」では、愛媛県今治市大山祇神社を参拝いたします。

今治市といっても、しまなみ海道にある風光明媚な離島・大三島に鎮座している神社で、島内とは思えないような広々とした境内が印象的です。拝殿の入り口にある巨大なクスノキは、神代の時代に植えられたと伝わっています。

御祭神は大山積(おおやまつみ)大神で、天照大神の兄神であり、ニニギノミコトの妻となるコノハナサクヤビメの父神とされており、皇室と深いかかわりがあります。古くから航海安全の祈願に訪れる人が絶えなかったそうです。

安全祈願には斉明天皇源義経護良親王後村上天皇といったそうそうたる方々も訪れ、奉納された品々は神社の宝物館で大切に保管されています。宝物館見学は「国宝めぐり」と呼ばれ、貴重な宝物の数々に圧倒されます。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

oomishimagu.jp

「全国神社お参り旅」射水神社~富山県高岡市

f:id:mykeloz:20201204203045j:plain

射水神社鳥居

今回の「全国神社お参り旅」では、富山県高岡市射水神社を参拝いたします。

射水神社は、高岡市中心部にある古城公園の中にあります。古城公園は元々、初代加賀藩主の前田利長が築いた高岡城があった場所で、近くの二上山に鎮座されていた神社が明治8年に公園内に移り、遷座されて現在に至っています。

二上山そのものが信仰の対象だったそうで、神社の古い記録では御祭神を「二上神」としていました。現在は御祭神を瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)として祀っています。神武天皇の曽祖父にあたる神です。

越中一之宮として歴代加賀藩主も崇敬してきた由緒ある神社で、城址公園内にあるせいか、敷地も広々としており、のどかな雰囲気に包まれています。公園内は射水神社をはじめ、博物館や体育館などがあり、市民の憩いの場になっているようです。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.imizujinjya.or.jp

「全国神社お参り旅」厳島神社~広島県廿日市市

f:id:mykeloz:20201128080551j:plain

厳島神社の大鳥居

今回の「全国神社お参り旅」では、広島県廿日市市厳島神社を参拝いたします。

日本三景のひとつ、安芸の宮島を代表する景観が、厳島神社の象徴でもある会場に浮かぶ赤い大鳥居です。その大鳥居に迎えられ、島内の中心部にある厳島神社は、平清盛が深く崇敬したことでも知られています。

御祭神は、宗像三女神と呼ばれる市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)です。瀬戸内海沿いに鎮座する神社なので、古くから海運の守り神として信仰されてきました。

2012年に参拝した日は天皇誕生日で、ちょうど天長祭が執り行われており、生の舞楽奉納が見られました。冬の寒さの中でしたが、みやびやかな雅楽とは対照的に、男性による勇壮な舞が披露され、ジッと見入ってしまったのです。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.itsukushimajinja.jp

「全国神社お参り旅」鶴岡八幡宮~神奈川県鎌倉市

f:id:mykeloz:20201123081731j:plain

今回の「全国神社お参り旅」では、神奈川県鎌倉市鶴岡八幡宮を参拝いたします。

古都鎌倉で人気スポットといえば、鶴岡八幡宮鎌倉大仏です。鎌倉駅から参道が続いており、鎌倉市街地の中心に鎮座しています。源氏滅亡の悲劇を伝える大銀杏跡の脇を石段で上がり、本宮のお参りをします。

平安時代源頼義石清水八幡宮から勧請したのが始まりで、直系子孫で鎌倉幕府を開いた源頼朝の厚い信仰を受け、鎌倉の守り神となったのです。御祭神は、応神天皇神功皇后比売神の三柱です。

三谷幸喜さんが脚本を手掛ける2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」は、鎌倉が舞台となります。キャスティングが早くもネット上で話題になっており、個人的にも放送が楽しみ(笑) それに合わせて鎌倉の旅をしたいと思っています。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.hachimangu.or.jp

「全国神社お参り旅」住吉大社~大阪市住吉区

f:id:mykeloz:20201116190954j:plain

住吉大社

今回の「全国神社お参り旅」では、大阪市住吉区住吉大社を参拝いたします。

大阪の方に「すみよっさん」として親しまれている住吉大社は、阪堺電車住吉鳥居前駅を降りると、目の前に鳥居、奥に反橋が現れ、参拝者を出迎えます。境内は市街地の喧騒感から離れ、落ち着いた雰囲気に包まれます。

御祭神は、イザナギ命がみそぎをした際に現れた3神からなる住吉大神神功皇后です。海中から出現された神様ということで、航海安全のご利益があり、遣唐使の時代から航海関係者の厚い信仰を受けてきました。

私事ですが、住吉大社に2度目に訪れた2015年3月は、父親の葬儀を神葬祭で執り行って以降、初めての神社参拝でした。それ以前の旅行での立ち寄りとは異なり、ひときわ神聖で厳かな気持ちでお参りした思い出があります。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.sumiyoshitaisha.net

「全国神社お参り旅」熊野那智大社~和歌山県那智勝浦町

f:id:mykeloz:20201110221607j:plain

那智の滝

今回の「全国神社お参り旅」では、和歌山県那智勝浦町熊野那智大社を参拝いたします。

世界遺産に登録されている「熊野三山」の一つ、熊野那智大社は、紀伊勝浦の町中から険しい山間に入っていったところあります。交通機関のなかった昔は、参拝するだけでもまるで修行を思わせるような山行だったのでしょう。

熊野三山に祀られる「熊野権現」のうち、熊野那智大社の御祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)で、熊野権現の女神であるイザナミノミコトとされています。境内には、神武天皇を道案内した八咫烏(やたがらす)の銅像もあります。

熊野那智大社といえば、那智の滝を忘れてはなりません。お滝拝所舞台から拝む滝は、水しぶきがかかるほど圧巻で、しかも厳かな雰囲気に包まれています。滝つぼの水をいただくこともできますので、飲んでみて下さい。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

kumanonachitaisha.or.jp