今回の「全国神社お参り旅」では、広島県廿日市市の豊国神社を参拝いたします。
廿日市市の瀬戸内海に浮かぶ宮島は、世界文化遺産・厳島神社が鎮座し、インバウンドの効果もあって大勢の観光客でにぎわっています。厳島神社から少し高台に上がったところに千畳閣という建物がありますが、ここが豊国神社です。
千畳閣は、豊臣秀吉が千部経の転読供養をするために、安国寺恵瓊に建立を命じた建物ですが、秀吉の死去によって未完成のままとなりました。明治時代に入って、豊臣秀吉公と加藤清正公を御祭神とする豊国神社となり、国の重要文化財に指定されています。
見通しのきく堂内の広さはまさに圧巻で、天下人秀吉のスケールの大きさを今に伝えています。また、宮島のシンボルである大鳥居の縮尺と同じ「尺杖」と呼ばれるものさしが展示されており、大鳥居の実寸が手に取るように分かるのも面白いですよ。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞
宮島観光協会の豊国神社紹介ページ
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