奈良県明日香村は、古墳時代から飛鳥時代にかけての史跡がたくさんあり、古代史が好きな人にはたまらない旅先です。高松塚古墳、キトラ古墳、飛鳥寺、石舞台古墳をはじめ見どころが豊富で、一日ではまわり切れません。
それならば明日香村で宿泊したいと思い、じゃらんで民宿を取ることができました。その民宿は民家も少ない静かな雰囲気で、当然ながら飲みに行くような店も見当たりません。しかも、民宿なので部屋にはテレビもありませんでした(苦笑)。
夕食は、明日香村の名物という牛乳仕立ての「飛鳥鍋」の一本勝負。腹いっぱいになったあとも宿のご夫婦の厚意で食堂を開放していただき、そこで漬物を肴にしばらく飲ませてもらいました。ご夫婦は酔客の相手までしてくださいました。
部屋に戻ってからもテレビはないため、観光の途中で入手したキトラ古墳の図録を読みながら時を過ごしました。いつも旅先では飲み歩いて喧騒の中にいるので、こんな静かな夜もたまにはいいものですね(笑)。