知らないところを旅すると、思い違いや思い込みからくるアクシデントに見舞われることがあります。2008年11月に九州場所とセットした福岡県内の列車旅で、自分でもまさかと思うような失敗をした苦い経験がありました。
雨降りとなったこの日、九州の列車乗り歩きと途中下車の日帰り温泉を急きょプランニングして出発しました。筑豊本線、後藤寺線と乗り継ぎ、田川後藤寺から日田彦山線で小倉方面へ1駅戻り、平成筑豊鉄道田川線に乗る予定でした。
田川後藤寺駅の日田彦山線ホームにディーゼルカーが停車しており、なんの疑いもなく乗車しました。ところが、ドアが閉まって列車が自分の思っていたのと反対方面に発車してから、ようやく「しまった!」と気が付いたのです。でも時すでに遅しでした。
結局、そのまま終点の日田駅まで乗り続けることになりました。日田彦山線のこの区間も初めての乗車で、福岡県と大分県の山間部を走る風光明美な車窓が楽しめるはずなのですが、自分のミスが尾を引いてしまいあまり印象に残っていません(苦笑)。
その後、九州北部豪雨でこの区間が不通になってしまいました。気持ちを新たに乗り通したいので、ぜひとも復旧してほしいと願っています。