旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

会津武士の魂を胸に悲運の最期を遂げた中野竹子~福島県会津若松市

福島県内有数の観光地である会津若松市にある史跡の多くは、幕末から戊辰戦争にゆかりがあります。佐幕に徹したがゆえに、賊軍の汚名をきせられた会津藩の悲しく、つらい歴史を物語るものばかりです。

2013年に新島八重を主人公にした大河ドラマ「八重の桜」が放送されました。ただ会津に住む方々は、幕末維新に活躍した会津の女性というと、新島八重よりも中野竹子を挙げる人が多いそうです。竹子の生き様と死に様が鮮烈だったからでしょう。

竹子は戊辰戦争の際に「娘子隊」という女性の軍隊を率い、新政府軍と戦いました。なぎなたを振るって応戦しましたが、銃弾に倒れてしまいます。死に恥をさらしたくないと、妹に介錯するよう言いつけ、壮絶に散ったのです。

1997年に初めて会津若松を旅行した時、竹子の存在を知りました。彼女が残した辞世の句もののふの 猛き心にくらぶれば 数にも入らぬ 我が身ながらも」に、会津武士の魂と誇りを感じ、思わず涙ぐんでしまったものです。

大河ドラマ放送の13年に2度目の旅行をし、観光名所からは離れていましたが、中野竹子旬節地の訪問が実現しました。なぎなたを手にする凛々しい竹子の像とともに、あの辞世の句を思い起こし、胸が熱くなりました。

中野竹子会津の女性たちの話は美談として語り継がれていますが、彼女らの悲劇を繰り返してはなりません。激しい戦いが繰り広げられているウクライナに、竹子のような女性が現れないことを願うばかりです。

 

★姉妹ブログ「歴史・人物伝」での中野竹子紹介コラムです

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