今回の「全国神社お参り旅」では、北海道平取町の義経神社を参拝いたします。
22日放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、悲運の生涯を閉じた源義経が描かれましたが、実は義経は生き延びたという伝説が各地にあります。その一つが平取で、この地にやって来た義経がアイヌ人と交流をしたというものです。
御祭神はもちろん源義経公。神社創建は江戸時代で、幕府役人だった近藤重蔵が義経の御神像をアイヌのリーダーに贈り、アイヌの人々によって守られてきたのが起源といいます。現地では義経伝説が長く伝聞されてきたのでしょう。
私は2010年に旅行した際に立ち寄ったのですが、小ぢんまりした神社だと思っていたら、結構広い境内だったのに驚き、さらに義経だけでなく、母の常盤御前や愛妾の静御前の碑まであり、義経伝説の深い信仰ぶりをうかがわせてくれました。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞