今回の「全国神社お参り旅」では、埼玉県秩父市の三峯神社を参拝いたします。
現在は秩父市となっている旧大滝村は秩父山地の深い山の中にある散村です。今でこそ、首都圏からだけでなく、山梨県からも雁坂トンネル越えで行くことができるようになりましたが、アクセスするのにも一苦労という地域に神社があります。
御祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)です。日本武尊が祀ったとされる古い由緒があり、三峯山のふところにあることから山岳信仰の神社として昔から修験者の霊場として信仰されてきました。
2002年春に参拝した際には麓からロープウエイで訪れましたが、数年後に廃止されてしまいました。参拝時は深い霧に包まれ、霊験あらたかな雰囲気が漂っていたことを覚えています。季節を変えてもう一度、参拝してみたいものです。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞