旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

「全国神社お参り旅」八重垣神社~島根県松江市

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八重垣神社

今回の「全国神社お参り旅」では、島根県松江市の八重垣神社を参拝いたします。

島根県の出雲地方で縁結びの神様と言えば、真っ先に思い浮かぶのが出雲大社ですが、松江市の内陸部にある八重垣神社も縁結びのご利益がある神社です。神社周辺には、出雲風土記を思い浮かべるようなのどかな景観が広がっています。

古事記の中に、素盞嗚尊(スサノオノミコト)がヤマタノオロチを退治したという話があります。ヤマタノオロチから命を救われた娘が稲田姫で、二人は結ばれます。これが八重垣神社の由縁になっており、御祭神は素盞嗚尊と稲田姫です。

本殿には、素盞嗚尊や稲田姫を描いた壁画があり、平安時代前期の作だそうです。稲田姫の唇には紅が差してあり、1000年以上前の壁画とは思えないほど色鮮やかな赤が目に飛び込んできます。あの壁画をもう一度拝観したいものです。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

yaegakijinja.or.jp