今回の「全国神社お参り旅」では、香川県高松市の田村神社を参拝いたします。
高松駅から内陸部へ車で20分ほどのところにあり、周囲は閑静な住宅地となっています。飛鳥時代に紀元をもつ由緒正しい神社で、讃岐国一之宮として昔から多くの人々の信仰を集めてきました。
御祭神は倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)はじめ5柱を総称した田村大神で、雨が少なく、水不足に悩まされてきた讃岐平野の中心部にあって、湧水が出る地として周囲の田畑を潤してきたそうです。
田村神社の名物は「日曜市うどん」です。地元ボランティアの手で日曜日のみ営業しているうどんの店は、朝から参拝に訪れる人たちの胃袋を満たしてくれます。現在は休業中ですが、早く新型コロナが終息し、再開してほしいと願います。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞