本年の「全国神社お参り旅」第1弾は、先日初詣に訪れた山梨県北杜市の身曾岐(みそぎ)神社を参拝いたします。
身曾岐神社は八ヶ岳山麓の高原地帯にあります。身曾岐という漢字は当て字とのことで、音読みの「みそぎ」とは「禊」、すなわち「きれいになること」。お参りの祓詞でも、イザナギノミコトが祓いや穢れを「みそぎ」で清めたとあります。
御祭神は天照大神と井上正鐵(まさかね)翁です。井上翁は江戸時代後期の方で、神道中興の祖と言われています。天地自然を教典とし、古神道の奥義である「みそぎ」の行法を伝えたといいます。神社では火と水に関わる神事を執り行っています。
居住する諏訪地方に隣接しており、神社の名は以前から知っていました。新型コロナウイルスが蔓延している時だからこそ、自らの身を清める「みそぎ」が必要だと感じたのです。参拝時には「祓詞」を唱えさせていただき、コロナ終息を願いました。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞