今回の「全国神社お参り旅」では、京都府伏見区の伏見稲荷大社を参拝いたします。
「お稲荷さん」の名称で親しまれている稲荷社は、全国にたくさんありますが、その代表的な神社の一つが伏見稲荷大社です。観光都市の京都にあることから、国内だけでなく、外国人観光客も大勢参拝に訪れていました。
御祭神は「稲荷大神」と総称される宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ) など5柱の神様で、五穀豊穣や良縁、商売繁盛などにご利益があります。稲荷社を象徴するキツネは、稲荷大神のお使いである白狐に由来しているそうです。
多くの人から寄進された朱塗りの鳥居がずらりと並んでいるのも、伏見稲荷大社の特徴です。薄暗い鳥居の下をくぐり抜けた先には奥社奉拝所があり、その向こうには稲荷山が鎮座しています。時間がある方は稲荷山を登ってみましょう。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞