今回の「全国神社お参り旅」では、奈良市の春日大社を参拝いたします。
奈良市内で、東大寺と並ぶ観光名所として知られる春日大社。創建は奈良時代で1200年以上の歴史を刻んでいます。背後には神域の御蓋山があり、野生の鹿たちは神様のお使いとして大切にされているのです。
祭神は、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、経津主命(フツヌシノミコト)、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)の4柱で、藤原氏の氏神様です。そのため、古くから天皇家の信仰厚い神社となっています。
本殿の回廊には無数の灯ろうが吊るされており、毎年節分とお盆には明かりがともされ、幻想的な雰囲気を作り出します。国宝や重要文化財も数多く、心静かに参拝しながら歴史や文化に触れたいものです。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞