今回の「全国神社お参り旅」では、東京の明治神宮を参拝いたします。
明治神宮は日本一の初詣参拝者が訪れる神社です。東京に住んでいた少年時代は、身近な神社として何度か訪れたことがありましたが、大人になってきちんと参拝したのは、齢50年をとっくに過ぎた2017年の初詣でした。
原宿駅周辺の喧騒感も、大鳥居をくぐって神宮境内に一歩足を踏み入れると落ち着いた厳かな雰囲気に包まれます。御祭神は明治天皇・昭憲皇太后で、広大な鎮守の杜に植樹された木々は全国から献上されたといいます。
明治神宮のおみくじは「大御心」と呼ばれ、吉凶を占うものではなく、明治天皇や昭憲皇太后が詠まれた和歌が記されています。ふだんは占いを信じない私ですが、「大御心」は引かせていただき、人生の指針を得ることが出来ました。
掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞