旅行3日目は、釧路湿原を一周する定期観光バスに乗りました。日本最大の湿原を公共交通機関で巡ることはムリで、レンタカーでは割高。ちょうど半日コースのバスがあったので、これを利用しない手はありません。
湿原をいろいろな視点で見てもらうため、バスは西側の細岡展望台、北側のコッタロ展望台、そして東側で最も観光客が訪れる釧路湿原展望台の順に訪れました。それぞれ、高台から湿原の全貌が眺められ、ダイナミックでした。
とくにコッタロ展望台は、湿原の内部に入り込むような感じの場所で、人が立ち入れない特別保護地域が眼下に迫ります。湿原の中に「白い点」のようなものが見えましたが、ガイドさんから国の天然記念物・タンチョウヅルだと教えてもらいました。
ちなみに、定期観光バスには他にもひとり旅と思えるような若者が乗車しており、旅話に花が咲きました。彼は日数をかけて稚内やサロベツ方面も旅してきたといい、2泊3日の慌ただしい旅をしている身には羨ましく思ったのです(笑)
そんなわけで、1997年釧路・根室の旅シリーズは今回で終了させていただきます。