北海道のローカル線で、末端部は1日1往復のみという超閑散路線だった札沼線の北海道医療大学-新十津川が17日で廃止となりました。本来はゴールデンウイーク後の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で前倒ししたそうです。
札沼線は札幌を始発とする路線で、北海道医療大学までの間は通勤、通学で多くの利用者があります。今回廃止となった区間は、一気にローカル線の色合いが濃くなり、利用者は極端に減ります。その終着駅が新十津川です。
私が乗車したのは2006年3月末で、当時ですら1日3往復のみの運行でした。新十津川駅周辺は平凡な田舎町という雰囲気で、函館本線の滝川駅まで2キロほどしか離れておらず、「なぜこの路線は存続しているのか」と思ったほどです。
新型コロナウイルスにより全国の鉄道利用者が激減しているそうで、経営効率化を理由に赤字ローカル線が次々に廃止されてしまわないかと心配します。たとえ1回でも乗車して応援したいのですが、今はそれがかなわず、切ない思いが続きそうです。