「転校生」など尾道三部作を生み出した映画監督の大林宣彦さんが亡くなりました。がんを患い、闘病しながらメガホンを握っていた姿がテレビで紹介されていましたが、残念な訃報に接することになってしまいました。まずはご冥福をお祈り申し上げます。
私が尾道市を旅行で訪れたのは15年以上前になります。旅行前に尾道三部作の一つ「さびしんぼう」を見て、実際に映画の舞台となった場所を歩いてみました。近年人気となっている「ロケ地巡り」が最大の目的だったのです。
歩いてみて思ったのは、大林監督が自身のふるさと尾道をこよなく愛し、その魅力を最大限映画に盛り込んでいたということです。とくに、尾道市と向島を結ぶ渡船の情緒豊かな姿は、ずっと見ていたくなるような光景で心が和みました。
大林監督は、当時の尾道市のパンフレットに「尾道では迷子になって下さい」と書かれていました。狭い路地があちこちに広がり、その先には次の路地が続く・・・時間をかけて、じっくりと散策したいまち・尾道に、もう一度訪れてみたいと思いました。
ブログ「平社員マイケルオズの気まぐれトーク」でも、大林監督と作品について書いてみました。よかったらご覧ください