「麒麟がくる」で脚光を浴びている岐阜県岐阜市には、金華山と岐阜城(稲葉山城)があり、ドラマ以前から観光スポットとしてお馴染みでした。岐阜城といえば織田信長が美濃制圧後に拠点を置いた城として有名です。
織田信長が京都へ上洛できたのは、将軍後継者だった足利義昭を擁立したためでした。その仲立ちをしたとされるのが明智光秀で、信長と義昭が対面したのは岐阜市西岐阜の立政寺。ここにも足を運んでみました。
西岐阜駅から徒歩で5分ほどで着きますが、周囲は閑静な住宅地で観光とは無縁と思われるようなところ。境内には「義昭公御座所」の碑があるだけで、歴史上の舞台になった場所とは思えないほど静けさに包まれていました。
なぜ、立政寺が対面の場所に選ばれたのかを記すような案内はなく、疑問を残しながら寺を後にすることになりました。地理的条件だったのか、寺格のようなものが影響していたのか、その謎を調べてみたいと思っています。