幕末の大河ドラマで、欠かせない重要人物の一人に挙げられるのが井伊直弼ですね。日米修好通商条約の締結や将軍後継者に紀州慶福(家茂)を据えるなど、果断な決断で幕府を支えてきた大老として知られています。
直弼は、彦根藩主の子でありながら、庶子だったこともあって長く部屋住みを強いられました。その時代の住居が「埋木舎」で、彦根市の文化財として今も残されています。若き直弼が学問に励み、自分を磨いていた場でもあります。
1999年の年末、滋賀県を旅行した時に彦根観光も組み込みました。もちろん、埋木舎は一番見学したい場所として楽しみにしていたのですが、入口まで来てみたら一枚の張り紙が・・・そこには「今日から年末年始休館」と書かれていました。
今ならば、インターネットを使って事前チェックをしていたでしょうが、当時は資料に乏しく、休館は想定外だったので非常に残念だったことを記憶しています。まさに「門前払い」とは、このことを言うのだと痛感しました(苦笑)。
Webライター「マイケルオズ」が執筆した記事を掲載中です