旅行中のアクシデントとして、時々遭遇してしまうのが交通機関の乱れ。台風や集中豪雨のような自然災害では「仕方ないなあ」と思うのですが、人身事故や火災といった人為的な原因だった場合は「勘弁してくれよ」と複雑な思いにかられてしまいます。
2010年12月に山梨県を「B級グルメの旅」で訪れた時です。前日に甲府市で鳥もつ煮を食べ、翌日は東京寄りの大月市にある「おつけだんご」を食べようと普通列車に乗りました。当然、事前に市内の主な店もチェック済みだったのです。
ところが石和温泉駅で列車が急ブレーキをかけて停止しました。その先の駅で人身事故が発生したとのアナウンスがあり、列車は山梨市駅で運転見合わせ。大月駅にはたどり着けず、「おつけだんご」を食べられず残念無念・・・。
仕方なく山梨市駅で途中下車し、昼食のため近くにあった郷土料理店へ。思いがけず入った店はアットホームな雰囲気で、しかも珍しい「天然キノコ入りのほうとう」に出会うことができ、災い転じて福となすを地で行くような体験をさせてもらいました。