今回は若気の至りでは済まされないような無茶をしたというお話です。2002年7月のオホーツク海沿岸の旅行では、紋別市に連泊して初めて全日程をレンタカーで巡り、道東の大地を思う存分楽しませてもらいました。
その旅程に組み込んだのが「氷のトンネル」でした。ここは雪渓の下に川が流れており、トンネルのような光景を作り出すという自然の造形美で、夏場の観光地として知られていました。ですが、この年から「過去の観光地」になっていたのです。
2001年に氷が崩れてけが人が出たため、翌年から立ち入り禁止になりました。それは承知の上でしたが、通行止めのバリケードからのアクセス路を事前に調べておいた私は「もともと観光地なので行くだけなら問題なかろう」と安易に立ち入ったのです。
氷のトンネルは人里離れた山中にあり、それはすなわちヒグマの生息域だということを物語っています。幸い、ヒグマとの遭遇はなかったのですが、この時を思い出しすと今でも冷や汗をかき、反省しきりといった感じになります(苦笑)。
※現在は一日限定で見学できる日があるそうです。