神戸の印象といえば、国際都市、おしゃれ、モダンといったいいイメージが浮かんできます。1995年の阪神淡路大震災で大きな被害を受けながら、「頑張ろう神戸」を合言葉に再生を果たした都市でもあります。
そんな神戸にひとり旅としては初めて1998年11月、宿泊して飲み歩くことができました。この頃は居酒屋の次はバーで一杯というパターンが多く、神戸なら洒落たバーがあると信じ、旅行雑誌に載っている店を訪ねました。
なかなか雰囲気のいい店で酔いしれていたところに常連と思われる同世代の女性が隣に着席。酔った勢いもあって話しかけたところ、その方はなんと、旅行雑誌の編集者だったのです(今思うと、だから常連だったのかも)。
もちろん、震災のことも話題に出たのですが、お互いの仕事の話やら、讃岐うどんは美味しいという話やら。店のマスターも加わってとても楽しいひと時を過ごしました。粋な神戸の街っぽい、その店限りのそれっきりのお付き合いでした(笑)。