旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

幹線とローカル線が混在する山陰本線(その1)

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米子駅での一コマ(2006年)

 京都から下関を結ぶ路線は2つあります。一つは東海道山陽本線で、もう一つは山陰本線。下関やその先の九州へ向かう場合、東海道・山陽新幹線に乗るのが当たり前ですが、かつては山陰本線普通列車が丸一日かけて全線を走っていたこともあります。

 今は山陰本線を乗り通せる列車はありません。特急列車もいくつかの区間に分かれて運転しており、最も頻発しているのが米子(伯耆大山)-出雲市で、岡山に向かう伯備線の特急があるからです。城崎温泉への特急列車も数多く設定されています。

 一方で、益田-下関(幡生)のように特急列車が乗り入れていない区間もあります。かつては、いそかぜ号という特急、さんべ号という急行がありましたが、今はこの区間を乗り通せる普通列車すらなくなってしまいました。

 日本海に沿って走る区間が多いだけでなく、中国地方の名峰・大山や中海、宍道湖を眺めることができたり、餘部鉄橋のような鉄道ファンの聖地、さらには城崎温泉玉造温泉といった名湯もある山陰本線。いつかは全線完乗したいものです。

山陰本線の旅について、連載で書いていきたいと思ってます)