北海道稚内市にの本最北の温泉があります。「稚内温泉」という地名そのままの温泉なのですが、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で泉質はヌルヌルとしていてまとわりつくような感じ。それでいて体がポカポカと温まる良質の温泉です。
2006年に日帰り温泉施設の稚内温泉童夢を訪れました。この時はレンタカー利用だったので運転の疲れを癒してくれたと同時に、11年ぶりのリベンジを果たしたんだという達成感に包まれました。実はこの温泉、2度目の来訪だったのです。
初来訪は1995年8月。この時はノシャップ岬から温泉までの2キロほどの道のりを歩きましたが、横殴りの風と雨にたたられてズボンも靴もビチョビチョに濡れてしまい、替えもなかったため、途中で何度も温泉を諦めかけたほどです。
ようやくたどり着いた時には「最北の温泉に着いた」だけで満足してしまい、まるで烏の行水のような入浴になっていました。そんなわけで10年余を経て、ようやく稚内温泉の醍醐味を堪能することが出来ました(笑)。